幼なじみの恋煩い
第1章 片想い*楓佳Side*
窓際の机に頬杖を突く私。
ひらひらと舞う桜が綺麗でそれを眺めるのが最近の日課になっていた。
そして、もう一つ、私にはやる事が増えた。
お弁当作り。
雪斗との約束で毎朝作るようになった。
そして、そのお弁当を食べるのも雪斗と一緒。
最近、雪斗はどこか変わったような気がする。
人と一緒に過ごすのが苦手な雪斗は極力一人でいる事が多い。
けれど、近頃は自分から私をランチタイムに誘ったり、
部活の時も、私を待ち構えて、一緒に帰ったり。
今までの雪斗とはちょっぴり違う。
そんな感じがした。
「おはよっ、楓佳」
「鈴南ちゃん……、おはよう」
私に話し掛けたのは、友達である高木鈴南ちゃん。
入学して同じクラスになった時に好きな物が同じだったりと、
仲良くなったのがきっかけで
こうして毎朝ホームルームの前に話すのが私にとって当たり前だった。
「最近、雪斗君と学校に来ること多いわよね、あんた」
「そうだね。見てたの?」
「たまたま校門に入ったら生徒玄関に入るところ見てたし。
それに、あんたら噂になってるし」
「噂?」
どんな噂なのだろうかと、首を傾げて聞き返す。
返ってきたのは驚きの答え。
ひらひらと舞う桜が綺麗でそれを眺めるのが最近の日課になっていた。
そして、もう一つ、私にはやる事が増えた。
お弁当作り。
雪斗との約束で毎朝作るようになった。
そして、そのお弁当を食べるのも雪斗と一緒。
最近、雪斗はどこか変わったような気がする。
人と一緒に過ごすのが苦手な雪斗は極力一人でいる事が多い。
けれど、近頃は自分から私をランチタイムに誘ったり、
部活の時も、私を待ち構えて、一緒に帰ったり。
今までの雪斗とはちょっぴり違う。
そんな感じがした。
「おはよっ、楓佳」
「鈴南ちゃん……、おはよう」
私に話し掛けたのは、友達である高木鈴南ちゃん。
入学して同じクラスになった時に好きな物が同じだったりと、
仲良くなったのがきっかけで
こうして毎朝ホームルームの前に話すのが私にとって当たり前だった。
「最近、雪斗君と学校に来ること多いわよね、あんた」
「そうだね。見てたの?」
「たまたま校門に入ったら生徒玄関に入るところ見てたし。
それに、あんたら噂になってるし」
「噂?」
どんな噂なのだろうかと、首を傾げて聞き返す。
返ってきたのは驚きの答え。