私の想い人はダンサー

《美永観side》

ある日、夏くんはいつも通りレッスンに来た

私は夏くんに良いところを見せようと頑張った
だけど振りに出てくるステップがずっと出来なくて
最終的に泣いてしまった。
その時...

「ねぇ、大丈夫?ついていけてる?」

あ、夏くんだ...
身長やっぱり高いなー
いい匂いする
か、顔近い...

「どした?大丈夫?」

いけないいけない

「このステップが出来なくて...」

「俺が教えてあげる」

や、やっぱり顔が近い...

「あ、りがとうございます」

「顔真っ赤笑大丈夫?笑」

「なっ、夏くんのせいです!!!」

大声で言っちゃった...
周りの子が見てる
うー、恥ずかしい...///

下を向いていると誰かが言った

「夏さん!みーちゃんをいじめないで!!」

今言ったのは私の親友で戦友のれいやちゃん
一個上の高校三年生で
私が夏くんの事が好きなのを唯一知っているひと

れいやちゃんは面白がってるのか
夏くんにそう言った

そしてクラスのみんなが笑い始めた

私は恐る恐る夏くんを見て見ると
顔は隠してるけど耳が真っ赤。

やっぱり恥ずかしかったのかな...
後で謝ろう...
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