チョコレートみたいな恋



「……それ、誘ってんの?」





は?

は?!何言ってんの?!





「馬鹿じゃないの!!馬鹿!離して!」





私がジタバタはじめるとそれを宥めるように笑いながら


「ヤダ、離さない。」



そう言ってさらに強く抱きしめてくる


苦しい……


けど、この苦しみなら嫌じゃない




そんなことを思いながら、私は佐々木の胸に顔をうずめる




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