チョコレートみたいな恋



『だれが…誰がこんなやつと付き合うかよ!だいたいこんなガサツなやつ好きになんてならねーよ!』



佐々木は笑いながら私を指差した

ショックだった


ただただショックで

辛かった





『……てい…』


『紗江?』


『…さいてぇ…裕太最低!!』



そう泣きながら私は走って帰った



家に帰ってからも相変わらず泣いて親にもお姉ちゃんにも心配された




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