どうでも良くて大切なもの
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ジリリリリリリリ

目覚ましがなる前から起きていた私は、いつものように目覚ましをきる。

顔を洗って、歯を磨いて、少し着なれた制服を着る。
08時00分から始まる占いを見ながら、熱すぎるココアを飲む。
昨日と同じ。一昨日と同じ。これから先もずっと同じことを繰り返す。

普通でつまらない人生を、私はなんとなく過ごしていた。
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