モラハラ男と親友が別れるまで

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私には、中学からの友達がいる。
当時はただの友達だったが高校で同じクラスになったことで距離が縮まり親友になった、未来という女の子。


見た目はとにかく、女の子。
フリフリの服を着て、しかもそれが自然に似合っている可愛い子。


しかし、そんな彼女と現在は同じ学校に通っておらず、会う機会といえば、休日や学校が終わった後だった。


メールは毎日のようにしていたが、久しぶりに会う約束をした。


特にどこかへ行くというわけではなく、ただ直接会って話をするだけ。
そのため適当なカフェで待ち合わせた。


私は話したいことがたくさんあったし、久しぶりの親友だったので会うのをとても楽しみにしていた。


待ち合わせに行くと、彼女はもう来ていて小走りで駆け寄った。



「久しぶり」



開口一番そう言った。
何を話そうか、学校のことを話そうか、それとも共通の友達のことを話そうか、それより先にカフェに入らないとな。


そう思っていると、未来はニヤけながら言った。






「わたし、彼氏できた」