モラハラ男と親友が別れるまで
2
未来と晴夫の関係が気になるものの、学生として回避できないテストというものが間近に迫っていた。そのため学校に遅くまで残り、友達数人と勉強することが多くなった。
「1番早いテストって何だっけ?」
「森山のやつでしょ」
「誰かノートコピーさせて」
今までロクに授業を聞いていない者たちが多く、わちゃわちゃと頭の良い友人に群がる。
テスト対策のノートが完成したところで、皆カリカリと机に向かって勉強を進める。
私の方の勉強は順調で、ふと未来と晴夫を思い出した。
周りをみると、だらしない格好で勉強をしている友人たち。やる気のなさが滲み出ている。
真面目に勉強する気は無いと判断し、少し問いかけてみた。
「ねえ、こういう彼氏どう思う?」
「1番早いテストって何だっけ?」
「森山のやつでしょ」
「誰かノートコピーさせて」
今までロクに授業を聞いていない者たちが多く、わちゃわちゃと頭の良い友人に群がる。
テスト対策のノートが完成したところで、皆カリカリと机に向かって勉強を進める。
私の方の勉強は順調で、ふと未来と晴夫を思い出した。
周りをみると、だらしない格好で勉強をしている友人たち。やる気のなさが滲み出ている。
真面目に勉強する気は無いと判断し、少し問いかけてみた。
「ねえ、こういう彼氏どう思う?」