モラハラ男と親友が別れるまで
それから未来とよく会うようになった。
もちろん内容は晴夫。
話す場所は前と同じく、カフェ。
昼から夕方まで話し込んだ。
「この前言わなかったけど、実は茜に彼氏がいるってまだ伝えてない、って晴夫に言ったらすごく怒られた」
「…え、どういうこと?」
「なんか、親友に彼氏がいるって言わないってことは浮気してるんでしょって…」
相変わらず、暗い。
いつもは上に向いているバシバシの睫毛も、下を向いている。
未来は、浮気ができるような人間ではない。
2人の男を同時進行で愛せるほど器用ではない。
それは私も分かっているし、彼女を見ていれば分かること。
「だってさ、タイミングとかあるじゃん。わたしは茜に直接会って言いたかったし…」
親友に彼氏がいることを言わなかっただけで怒られ、浮気を疑う彼氏。私の中で晴夫の株は益々下がった。
ストローの袋をいじりながら、晴夫の理不尽な言動を語り続ける未来。
話は、まだ終わらない。
もちろん内容は晴夫。
話す場所は前と同じく、カフェ。
昼から夕方まで話し込んだ。
「この前言わなかったけど、実は茜に彼氏がいるってまだ伝えてない、って晴夫に言ったらすごく怒られた」
「…え、どういうこと?」
「なんか、親友に彼氏がいるって言わないってことは浮気してるんでしょって…」
相変わらず、暗い。
いつもは上に向いているバシバシの睫毛も、下を向いている。
未来は、浮気ができるような人間ではない。
2人の男を同時進行で愛せるほど器用ではない。
それは私も分かっているし、彼女を見ていれば分かること。
「だってさ、タイミングとかあるじゃん。わたしは茜に直接会って言いたかったし…」
親友に彼氏がいることを言わなかっただけで怒られ、浮気を疑う彼氏。私の中で晴夫の株は益々下がった。
ストローの袋をいじりながら、晴夫の理不尽な言動を語り続ける未来。
話は、まだ終わらない。