友情と恋愛と。

＊ ＊ ＊青崎 紫花＊ ＊ ＊





「青﨑～おいで～」


涼ちゃんが私に手招きをしてきた。


私が涼ちゃんのそばに行くと涼ちゃんが私の腕を引っ張り抱きついてきた。


「あーあったけー」


涼ちゃんはそう言って私の頭に顎をのせていた。


「涼ちゃんおじいちゃんみたいw」


「わしの若いころはの～」


私がそう言うと涼ちゃんはおじいちゃんみたいに話し始めた。


しばらくふざけあっていたら涼ちゃんが私を見つめながら


「青﨑、目が赤いけどなんかあったの？」


と私に聞いた。


その瞬間、平ちゃんと羚ちゃんと信ちゃんが私の顔を見た。


「うそ!?まだ赤い？ありゃまー」


まぁ涼ちゃんとかには言っていいかな？


「あのね…」


私はここにいるみんなに無神君のことを話した。


「なんだそりゃ!?そいつサイテーだな!!一発殴ってやりてぇ!!」


涼ちゃんはそう言いながら拳と拳をぶつけていた。


痛そう…


と思いながら見ていた私であった。