友情と恋愛と。
* * *東海崎 蘭side* * *





《ごめん(;>_<;)今日は用事があるから遊べない!!また今度さしって?(^∧^)》


と、桜咲に紫花からメッセージが届く。


それを見て紫花は私に聞く。


「これは確実に何かあったよね」


私は何も言わずに頷く。


「じゃあ、紫花の姉さんに聞いてみよう!」


桜咲はそう言ってすぐに探り始める。


行動力はすごいけど...後先考えなさすぎだ。



そんなことを考えながらも桜咲に何も言わずにただ見ている私。


そして、いきなり桜咲は笑顔でこちらを向く。


「紫花、殴られて顔にあとができたかららしいよー」


そう言いながらもう1度紫花にメールを送っていた。


《顔殴られたんだって??女子会やるよ!!お泊まり!!愚痴りまくろう!!》


行動力だけは本当にすごい。考えも不思議だけど。


そういえば...桜咲は学校でどんな感じなんだろう。


「桜咲は?学校でどんな感じなの?」


私は聞いてみる。


すると桜咲は笑顔で答える。


「一匹狼タイプですから部活のメンバーとは普通だけど。」


さすがだな。私は桜咲を見て笑う。


桜咲は量よりも質派。


気の合う人だけでいいらしい。


面倒くさいことは嫌いだからとかなんとか。


多分高校でも桜咲は気が合えば男女は全く関係ないんだろうな。


それで問題が起こらないといいんだけど。


と私は思った。
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