シンデレラは突然に。
♡第1章
「くーろはー!!!!」
朝の8時10分頃、通学路の土手を歩いていたら
いつも聞こえてくる声が聞こえた。
私の名前、『朝日奈 黒羽(あさひな くろは)』
の『黒羽』が土手に響き渡った。
可愛らしく透き通った声だ。
振り返るとそこにはやはり予想していた通りの人物
『雨晴 時雨(あまはら しぐれ)』がニコニコとした
可愛らしい笑顔でぴょんぴょん跳ねていた。
「やっぱり時雨だ〜思った通り〜」
私はニヤリと笑いながらそう言った。
だって朝っぱらからあんなに大きくて高い声で
私の名前を呼んでくる人なんてそうそういないから
「え〜なんでよ〜!!なんでわかるの〜!?」
「ほんと時雨って抜けてるよね(笑)」
「は!?!?!」
「だって朝から私の名前を呼ぶのなんて時雨しかいないじゃんよ〜(笑)」
「えええええ!?そうかな〜?」
やっぱりそうだ抜けてるって言うか...
天然???
まあそういうところも含めて好きなんだけどね(笑)
「てか!案外時間やばいよ〜!急ご!」
時雨が時計を見て突然急ぎ始めた。
「うわ、やっば、渡辺先生に怒られる〜!」
渡辺先生とはうちの学校で1番怖い先生だ。
毎朝必ず門の前に立ってて遅刻すると
1時間ぶっつけで怒られるって噂のあの先生。
見た目からして怖い、ヤグザ見たいな人。
そして時雨と2人で土手を走っていると
「そこの人、」
ふいに低い声が聞こえた。
「ん?」
振り返るとそこには、
学生服を着た全然知らない男の子(超絶イケメン)
がたたずんでいた。
「えと、わ、私ですか?」
そこで時雨がそこ男の子に尋ねた。
「ちがう」
男の子は無表情で答えた。
その顔は凛々しく、透き通った肌をしていて、
すらっとした高身長だった。
いわゆるイケメンってやつ。
「え、あ、私ですか?」
私がそう尋ねると
「そう、お前」
お、お、お前!?!?!?何この人!!!
初っ端から人のことお前とか呼ぶ人
初めてなんだけど!?!?!怖いよ!!!!
「あ、え、な、何でしょうか?」
こわばった表情で、つまりながらも聞いた。
「落し物した。」
彼はそれだけ言った。無表情で。
「な、なにを?」
うわああん、怖いよ〜!!!
隣を見ても時雨が青ざめた顔をして
びくびくしているだけだ。
「は?気づかないの?」
彼はちょっとしかめっ面をして言った。
ンンンン!?なんで怒ってるの!?!?
「え...え...と...」
怖すぎ何この人!!!!!!
「..んだよ、馬鹿かよ.. 馬鹿はまじ勘弁だわ...」
・・・。
はあ!?!?!?!?!?!?!?!?
何この人さっきからずっと、お前とか、馬鹿とか、
いきなりキレ始めるし、怖いし、なんなの!?
「...っ馬鹿ですみませんね!!!で、何ですか!?」
キレられたらキレ返してやる!!!!!
ちょっとは怖がれこの野郎!!!!!
「あぁん?ほんと馬鹿だな、お前って、
落し物してるっつてんだろ?んだよ、その態度」
「は、はぁ?態度悪いのはあんたのほうで..」
その時だった。
「それ以上言うと...殺すよ...」
彼は私のあごを掴み、私の心臓の音が聞こえてしまいそうなくらいの距離でそう言った。
彼の顔は人をほんとに殺しそうな顔だった。
「んっ.....!!!」
私は怖くなって何も言えなかった。
「ようやく静かになったか、」
次に何を言われるか何をされるか怖かった。
だから何も言わなかったし何もしなかった。
あ...時雨 ..。時雨は...?
あたりを見回しても彼以外誰もいなかった。
「あのチビ探してんの?」
彼は冷たくそう言った。
「あいつならさっき、『じゃあ、お先に』っていって多分学校言ったと思うけど...」
「え!?!?!?うっそ !?!?!?」
なんでよおおおおお!!なんで一人にするの!?
ええええ!?
「..るっさ.. 。」
ムカムカムカムカ!!!!!!!!
マジオコ!!!!!!!!
「で!落し物って何?!?!?」
さっさともらってさっさと学校行かなきゃ!
渡辺先生に怒られる!!!!!
「...フッ。まだ気づかないの?」
彼の初めての笑顔だ。
その顔はまるで絵本の中に出てくる
素敵な王子様みたいだった。
「え?」
すると彼は私の足元を見て言った。
「靴。」
え?靴?
ふと足を見ると、右足だけ靴が無いのだ。
・・・。
「ええええええ!?どこどこ!?!?!?」
うそでしょ!?!?なんで靴が落ちてるの!?
「え、まじで気づいてなかったのかよ、ボケかと」
うわー...恥ずかしいこんなの恥ずかしすぎる。
落し物が片方のローファーなんて...!!!
「お前ほんと馬鹿なんだな。」
は!?!?!? まだ馬鹿って!!!!!!
「あ、あんたねえ!!!!!」
もう許さない!!!こいつだけは!!!
「お前さあ、人様に、しかも知らない人に落し物拾ってもらって『あんた』とか言っていいのかよ?」
ぐ...ぐぬぬ...正論をぶちかまされた...
「はい...すみません...」
「フッ...。靴返して欲しい?」
彼は笑って言った。
「はい...。」
そりゃそうに決まってんじゃんよ...。
ばか!!!!
「じゃあついてこい、」
「はい...。ってついて行くわけないでしょ!! 」
馬鹿はお前の方だああああああ!!!!!
なんてあんたなんかについて行かなきゃ
行けないのよ!!!!
「なんで」
彼はまた冷たく言った。
「なんでって...学校行かなきゃ行けないからよ...」
「ふーん...お前さあ...」
「ん?」
衝撃の言葉が聞こえた。
「俺のペットになれ。」
朝の8時10分頃、通学路の土手を歩いていたら
いつも聞こえてくる声が聞こえた。
私の名前、『朝日奈 黒羽(あさひな くろは)』
の『黒羽』が土手に響き渡った。
可愛らしく透き通った声だ。
振り返るとそこにはやはり予想していた通りの人物
『雨晴 時雨(あまはら しぐれ)』がニコニコとした
可愛らしい笑顔でぴょんぴょん跳ねていた。
「やっぱり時雨だ〜思った通り〜」
私はニヤリと笑いながらそう言った。
だって朝っぱらからあんなに大きくて高い声で
私の名前を呼んでくる人なんてそうそういないから
「え〜なんでよ〜!!なんでわかるの〜!?」
「ほんと時雨って抜けてるよね(笑)」
「は!?!?!」
「だって朝から私の名前を呼ぶのなんて時雨しかいないじゃんよ〜(笑)」
「えええええ!?そうかな〜?」
やっぱりそうだ抜けてるって言うか...
天然???
まあそういうところも含めて好きなんだけどね(笑)
「てか!案外時間やばいよ〜!急ご!」
時雨が時計を見て突然急ぎ始めた。
「うわ、やっば、渡辺先生に怒られる〜!」
渡辺先生とはうちの学校で1番怖い先生だ。
毎朝必ず門の前に立ってて遅刻すると
1時間ぶっつけで怒られるって噂のあの先生。
見た目からして怖い、ヤグザ見たいな人。
そして時雨と2人で土手を走っていると
「そこの人、」
ふいに低い声が聞こえた。
「ん?」
振り返るとそこには、
学生服を着た全然知らない男の子(超絶イケメン)
がたたずんでいた。
「えと、わ、私ですか?」
そこで時雨がそこ男の子に尋ねた。
「ちがう」
男の子は無表情で答えた。
その顔は凛々しく、透き通った肌をしていて、
すらっとした高身長だった。
いわゆるイケメンってやつ。
「え、あ、私ですか?」
私がそう尋ねると
「そう、お前」
お、お、お前!?!?!?何この人!!!
初っ端から人のことお前とか呼ぶ人
初めてなんだけど!?!?!怖いよ!!!!
「あ、え、な、何でしょうか?」
こわばった表情で、つまりながらも聞いた。
「落し物した。」
彼はそれだけ言った。無表情で。
「な、なにを?」
うわああん、怖いよ〜!!!
隣を見ても時雨が青ざめた顔をして
びくびくしているだけだ。
「は?気づかないの?」
彼はちょっとしかめっ面をして言った。
ンンンン!?なんで怒ってるの!?!?
「え...え...と...」
怖すぎ何この人!!!!!!
「..んだよ、馬鹿かよ.. 馬鹿はまじ勘弁だわ...」
・・・。
はあ!?!?!?!?!?!?!?!?
何この人さっきからずっと、お前とか、馬鹿とか、
いきなりキレ始めるし、怖いし、なんなの!?
「...っ馬鹿ですみませんね!!!で、何ですか!?」
キレられたらキレ返してやる!!!!!
ちょっとは怖がれこの野郎!!!!!
「あぁん?ほんと馬鹿だな、お前って、
落し物してるっつてんだろ?んだよ、その態度」
「は、はぁ?態度悪いのはあんたのほうで..」
その時だった。
「それ以上言うと...殺すよ...」
彼は私のあごを掴み、私の心臓の音が聞こえてしまいそうなくらいの距離でそう言った。
彼の顔は人をほんとに殺しそうな顔だった。
「んっ.....!!!」
私は怖くなって何も言えなかった。
「ようやく静かになったか、」
次に何を言われるか何をされるか怖かった。
だから何も言わなかったし何もしなかった。
あ...時雨 ..。時雨は...?
あたりを見回しても彼以外誰もいなかった。
「あのチビ探してんの?」
彼は冷たくそう言った。
「あいつならさっき、『じゃあ、お先に』っていって多分学校言ったと思うけど...」
「え!?!?!?うっそ !?!?!?」
なんでよおおおおお!!なんで一人にするの!?
ええええ!?
「..るっさ.. 。」
ムカムカムカムカ!!!!!!!!
マジオコ!!!!!!!!
「で!落し物って何?!?!?」
さっさともらってさっさと学校行かなきゃ!
渡辺先生に怒られる!!!!!
「...フッ。まだ気づかないの?」
彼の初めての笑顔だ。
その顔はまるで絵本の中に出てくる
素敵な王子様みたいだった。
「え?」
すると彼は私の足元を見て言った。
「靴。」
え?靴?
ふと足を見ると、右足だけ靴が無いのだ。
・・・。
「ええええええ!?どこどこ!?!?!?」
うそでしょ!?!?なんで靴が落ちてるの!?
「え、まじで気づいてなかったのかよ、ボケかと」
うわー...恥ずかしいこんなの恥ずかしすぎる。
落し物が片方のローファーなんて...!!!
「お前ほんと馬鹿なんだな。」
は!?!?!? まだ馬鹿って!!!!!!
「あ、あんたねえ!!!!!」
もう許さない!!!こいつだけは!!!
「お前さあ、人様に、しかも知らない人に落し物拾ってもらって『あんた』とか言っていいのかよ?」
ぐ...ぐぬぬ...正論をぶちかまされた...
「はい...すみません...」
「フッ...。靴返して欲しい?」
彼は笑って言った。
「はい...。」
そりゃそうに決まってんじゃんよ...。
ばか!!!!
「じゃあついてこい、」
「はい...。ってついて行くわけないでしょ!! 」
馬鹿はお前の方だああああああ!!!!!
なんてあんたなんかについて行かなきゃ
行けないのよ!!!!
「なんで」
彼はまた冷たく言った。
「なんでって...学校行かなきゃ行けないからよ...」
「ふーん...お前さあ...」
「ん?」
衝撃の言葉が聞こえた。
「俺のペットになれ。」