わたしのいちばんすきなひと。



「もしもし?翔くんごめんね!今どこ?」


「もしもし?学校お疲れ様。
今な、莉子の高校の近くの公園にいる!バスケのゴールがある公園わかるか?」



その公園は…

ここから5分から10分くらいのところだったはず。



「わかる!今から行くから待ってて!!」

電話を切ってわたしは公園まで走った。



はやく会いたくて

会いたくて会いたくて


全速力で走った。


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