わたしのいちばんすきなひと。


うまく言葉にできないけれど

伝わってわたしの気持ち。



「再会してそんなに連絡とったわけじゃないし、会ったわけじゃない。
でもね、翔くんの笑顔見るたび昔から変わらない優しさを感じて…好きだって思ったの、今でも…」


翔くんはわたしの言葉に驚いていた。


そして下を向いた。


困らせちゃったかな…
でももう後悔したくないから…



「莉子…」

眉毛を曲げてわたしの名前を呼んだ。



やっぱり好きなのわたしだけなんだ。

思わず涙が溢れそうになった。



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