わたしのいちばんすきなひと。



「今日なんで莉子呼んだかわかる?」


「なんで?」

翔くんは真剣な顔をしてわたしを見る。

吸い込まれてしまいそうな…そんな感じ。




「俺もずっと後悔してた。
卒業するとき気持ち伝えるべきだったって。
俺も引きずったけどいつの間にか思い出になってて普通に恋愛してた。でもこの前莉子と久しぶりに会って俺も気持ち思い出したよ。それでこのままさよならしたくないって思って連絡先聞いた。
その後デート誘ったら莉子は来てくれた。そのとき俺気づいたんだ…お前のこと好きだって…」







え…?
今なんて…?
好きって言った…?


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