わたしのいちばんすきなひと。



翔くんはわたしの頭を優しく撫でる。



「翔くん…寂しい…」

ふと出てしまった言葉。


毎日連絡とっているはずなのに

どうして離れるときはこんなに寂しいのだろうか…




翔くんはわたしをぎゅっと抱きしめた。



「え、待って。誰か見てるよ…」


「今誰もいねーよ。」




その言葉に周りを見渡す。


わたしたち以外は誰もいない。


この時間だったら誰かいてもおかしくないのに。



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