わたしのいちばんすきなひと。




クラスの男子の話し声が大きくて内容が全部聞こえてきた。




来てたんだ…翔くん…


でも会えなかった…




手紙が涙で濡れていく。



「あいつこの前女と歩いてたなー、彼女かな!」


「今も一緒にいてこれないとか?」


ケラケラ笑いながら話す男子。



女の子と歩いてた…?

彼女…?



聞きたくない言葉が聞こえてくる。



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