わたしのいちばんすきなひと。
「あの時、いっぱいいっぱいだった。
沙耶も受験で母さんも体調悪くなって…
父さんがいなくなって俺が2人を支えていかないといけないって。
莉子に話すべきかなと思った。でも就活控えてるのに余計な心配かけたくなかった。」
下を向いて話す翔くん。
すごく辛かったんだね…
「バイトや学校で忙しくて会えないから寂しがり屋の莉子に寂しい思いをさせてしまう。
もし俺がストレス溜まって莉子に当たってしまったら…それを考えたら一緒にいないほうがいいって。こんな余裕のねえかっこ悪い俺じゃなくて違う誰かに幸せにしてもらったほうがいいんじゃないかって。」
涙が溢れてきた。
大変だったのにわたしの幸せを考えてくれてたのて…
「だから別れを選んだ。
でも沙耶の受験も終わって母さんの体調も良くなって、莉子のことふと思い出してすっげー後悔した。好きなのに別れたから。
俺にもっと余裕があったら別れなくて済んだんじゃないかって…」
「翔くん…」