わたしのいちばんすきなひと。
『え!?莉子どうしたの!?なんで泣いてるの!?』
涙が止まらなくて上手く話せない。
『あっ…あいたい…あきな…』
『今どこ!?』
『公園…』
『家まで帰れる?莉子の家まで行くから!帰って待ってて!』
明菜は勢いよく電話を切った。
とりあえず家に帰ろう、明菜が来てくれるから…
わたしは歩いて家に帰った。
1人で歩くのはすごく寂しくて
家まですごく遠く感じて
こんな気持ちになったのは初めてだった。