わたしのいちばんすきなひと。
「明菜…」
「誰も傷つけない恋愛って…ないんじゃないかな…
わたしは莉子が片岡を選んでも蒼さんを選んでも責めたりしない、それが莉子が選んだ答えなら。
でも後悔しないで?」
しばらく明菜と話して
明日仕事ということで明菜は帰って行った。
そして1人になって考えた。
ここで蒼くんと別れて
ずっと忘れられなかった翔くんの元へ行くか…
わたしの過去を受け入れていつも支えて笑顔でいさせてくれた蒼くんと一緒に暮らして…いずれは結婚するか…
好きだよ、翔くんが
ずっとずっと忘れられなかった。
わたしたくさんの初めてをくれた翔くんを。
どれだけ時間が経っても思い出にしても
忘れることはなかった。