わたしのいちばんすきなひと。
30分後、家の外から車のエンジン音が聞こえた。
着いたよと翔くんからのラインを見てわたしは家を出た。
「乗りなよ。」
そう言われてわたしは翔くんの車に乗る。
あの時乗ってた車じゃなくて
新しい車になっていた。
助手席に乗ると翔くんは車を走らせた。
「話って?」
翔くんの低い声。
車の中で流れてる曲を気を使って小さくしてくれた。
「あ、うん…」
「どっかで車停めて話す?」
翔くんはそう言うとあの公園へ連れて行ってくれた。
車を停めて外に出る。
そしてこの前みたいにブランコに並んで座る。