わたしのいちばんすきなひと。
学校のこと、趣味の話、たわいのない会話だけどすごく盛り上がって楽しかった。
「じゃあわたしこっちだからまた明日ね!」
明菜はそう言い自宅の方へ歩いて行った。
「片岡くんこっちなの?」
わたしの自宅の方向へ指をさし聞いてみた。
「そうそう!もう少し行ったところのマンションなんだ。」
家も近いのに全く片岡くんのこと知らなかったなんて不思議だ。
わたしの赤いランドセルと片岡くんの黒いランドセルが並んで歩く。
男の子と一緒に2人っきりで帰ったことないし
なんかドキドキする。
変な感じ。