わたしのいちばんすきなひと。
「なーに?」
「大丈夫?顔がしかめっ面だけど。」
問題解けなくてそれが顔に出ていたらしい。
「自分が当たるところの答えわからなくて…」
「はーい、じゃあ順番に答え言ってもらいますね〜」
まずい、解答時間が終わってしまい
どんどん焦りが出てきた。
「7だよ、答え。
あとで解き方教えるから。」
それだけ言うと片岡くんはまた前を向いた。
「じゃあ次、大原さん、答えは?」
「…7です。」