アダムとイブ ~聖なる血~
パーティー会場に付き、
ピンクのオープンカーから降りるときマイクのエスコートを受けた。
マイクは紳士的でリッチなお坊っちゃまだ。
少し話して、
メンバーとの意気投合を図れた。
わたしと同様、後ろにすわっていた二人のメンツは、茶髪で長身の方は喜作なメンディ。
もう一人は珍しい紺色の髪の毛にマッシュを入れている。
綺麗な黄色の瞳をして、正確は〟やんちゃ〝がお似合いだろう。名前はらアラン。
アランとメンディとマイクとわたしは、普通に話をしたが、
どうも冷氷としている男の子は、意気が会わなかった。
「最初は僕と踊ってみよう。」
始めに声をかけてくれたのはメンディだった。
「えぇ。」
喜作なタッチで返す。
メンディの後ろに連なって、ジャズを楽しんだ。
わたしがノリノリで踊る間、長身のメンディは、後ろで緩やかに踊っている。なんだか守られてるみたい。
「君は、どこの出身なの?」
「ここの出身よ。…あなたは?」
「僕は、少し離れたカリフォルニアにあるマッケルリンダーというところに産まれて、最近までそこにいたんだ。」
「聞いたことあるような…」
ロックンロールの人たちがまだジャズを演奏しているが、わたしたちは、会話に励んだ。
「そうだね。なにかとウインナーが有名だね」
「それは知らないわよ。」
笑みがこぼれる。
何気ないユーモア溢れる笑いのセンスの持ち主だ。