アダムとイブ ~聖なる血~


◯◯◯

……………なんだか今日のダンスは楽しくなかった。

帰りにわたしを家まで送ってくれたのはマイクやアラン、……メンディ、そしてあの美しい男の子でもなく、タキシードを着こなすおじいさん………


たしか、そのおじいさんは自分を執事と名乗っていたけれど、意味もわからず家までついた…。



謎をひめたメンディの最後の言葉の解読はできず、マイクたちとも話すことはおろか。

それどころか、ダンスパーティーを楽しみたいという思いも、はかなく散っていった。











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