私魔法使いらしいので異世界救ってきます
「お、やっと来た。……って何その袋の大きさ」
「あはは……」
紫苑も同じような袋を持っているが、私よりもかなり小さい。
私の10分の1くらい……ってそれじゃあ計算が合わない。
紫苑が1人分の入場料を貰ってきたなら5分の1くらいの大きさのはずだ。
なのに10分の1ってどういうこと。
「俺は2人分貰ってきたんだけど……」
「え?私5人分って言われたよ?」
慌てて確認すると20人分入っていた。
「え、あのおじさん気前良すぎない?」
「しかも入場料って結構高かったはずだけど」
「私あのおじさんの事が信用出来ない!!」
結構安いって言ってたじゃん!?
ギルドの話とかは嘘じゃないだろうけど金銭面で信用しちゃダメだ!!
あ、でももしかしたら紫苑が騙されてるって可能性も……
「やっぱりあのおじさんすごいわ」
あの長ーい行列に並び、ようやく順番が来て紫苑がお金を出すと、ピッタリだと言われて通れた。
どうやら紫苑がこの世界のお金の数え方や、価値を聞いてきてくれたらしく、それを聞くところによると、入場料は普通の宿に1人で1泊出来るくらいの値段らしい。
ということは、私達は普通の宿なら10泊も出来ることになる。
「とりあえずギルドに登録してから宿を探そうか」
「うん、そうだね」
お金を稼ぐためには冒険者ギルドに入るのが手っ取り早いと言うことで、やってきました!冒険者ギルドー!いえーい!
「……意外とボロい?」
「そういう事言わないの」
多くの人が入っている冒険者ギルドの本部だからさぞかし立派かと思いきや、予想以上にボロかった。
流石に今にも崩れ落ちそう、ということはないが所々壁に亀裂が入っている。
「お金が無いのかな……」
「良いから行くよ」
「はーい」
私のお母さんよりもお母さんらしい紫苑に連れられ中に入ると、美人なお姉さん達がカウンターにズラーッと並んでいた。
後ろには事務仕事のような事をしている男の人や、おばさん達がいる。
冒険者ギルドの受付嬢って美人さんしか許されないのね……
こりゃあ人気の職業の1つに選ばれるんじゃないか。
「あはは……」
紫苑も同じような袋を持っているが、私よりもかなり小さい。
私の10分の1くらい……ってそれじゃあ計算が合わない。
紫苑が1人分の入場料を貰ってきたなら5分の1くらいの大きさのはずだ。
なのに10分の1ってどういうこと。
「俺は2人分貰ってきたんだけど……」
「え?私5人分って言われたよ?」
慌てて確認すると20人分入っていた。
「え、あのおじさん気前良すぎない?」
「しかも入場料って結構高かったはずだけど」
「私あのおじさんの事が信用出来ない!!」
結構安いって言ってたじゃん!?
ギルドの話とかは嘘じゃないだろうけど金銭面で信用しちゃダメだ!!
あ、でももしかしたら紫苑が騙されてるって可能性も……
「やっぱりあのおじさんすごいわ」
あの長ーい行列に並び、ようやく順番が来て紫苑がお金を出すと、ピッタリだと言われて通れた。
どうやら紫苑がこの世界のお金の数え方や、価値を聞いてきてくれたらしく、それを聞くところによると、入場料は普通の宿に1人で1泊出来るくらいの値段らしい。
ということは、私達は普通の宿なら10泊も出来ることになる。
「とりあえずギルドに登録してから宿を探そうか」
「うん、そうだね」
お金を稼ぐためには冒険者ギルドに入るのが手っ取り早いと言うことで、やってきました!冒険者ギルドー!いえーい!
「……意外とボロい?」
「そういう事言わないの」
多くの人が入っている冒険者ギルドの本部だからさぞかし立派かと思いきや、予想以上にボロかった。
流石に今にも崩れ落ちそう、ということはないが所々壁に亀裂が入っている。
「お金が無いのかな……」
「良いから行くよ」
「はーい」
私のお母さんよりもお母さんらしい紫苑に連れられ中に入ると、美人なお姉さん達がカウンターにズラーッと並んでいた。
後ろには事務仕事のような事をしている男の人や、おばさん達がいる。
冒険者ギルドの受付嬢って美人さんしか許されないのね……
こりゃあ人気の職業の1つに選ばれるんじゃないか。