私魔法使いらしいので異世界救ってきます
次は魔族軍
「ねーひまー」
「俺は暇じゃない」
紫苑が国王になって早1週間。全然構ってくれません。
「前の国王が予想以上にクズで、その代償が全部俺に回ってきてるんだわ」
「えー……じゃあちょっと行ってくる」
「は」
紫苑の仕事部屋を出て、向かうはあの人の所。
「透(とおる)さーん!」
「どうしました?」
とても優秀な紫苑の秘書的存在の透さんは、前国王と交代した直後に色々と手配してくれた高身長イケメンさんである。
透さんは紫苑の仕事の手伝いは勿論スケジュール管理も行っているので会いに来たのだ。
「私魔王になるんで紫苑を貸してください」
「買い物に行くノリで言わないでください」
「ダメですか?」
「どのくらいかかりますか?」
「半日くらいですかね」
「明日なら良いですよ」
「ありがとうございます!」
これから私達がする事や、強さを知っているので、あっさり許可をくれた。
私は走って紫苑のいる部屋に戻った。
「明日北の大陸に行くよ!」
「買い物に行くノリで言うな」
「透さんと同じこと言わないでよ」
紫苑の言ったことを敬語にしたら、そっくりどころか全く同じになるじゃん。
あまりにも衝撃的すぎて本来の内容を忘れるところだった。
「ちゃんと許可取ってきたから行こ!」
「分かった分かった」
「ルールがあるからよく聞いてね」
「ルールなんてあんのかよ」
私も最初に知った時は驚いたよ。
まず、門の見張りをしている魔族に言えば、魔王の所まで案内してくれるらしい。
そこには四天王と呼ばれる魔王厳選の魔族がいるので、その人達と戦う。
四天王を倒さなくても、魔王を殺せばOK。
ちなみに挑める人数は5人まで。
ただし、魔王になれるのは止めを刺した人だけ。
このルールを破った場合、待ち受けるのは死だ。
と言っても魔王に負けたらどっちみち死ぬんだけどね。
「魔族って結構しっかりしてんだな」
「ねー。私も驚いたよ」
「ま、とりあえずこれで魔族軍の方も何とかなりそうだな。じゃあ仕事戻るから」
「仕事人間め……」
結局この日は暇になってしまったので、いつもの様に、兵士さんと訓練をした。
「俺は暇じゃない」
紫苑が国王になって早1週間。全然構ってくれません。
「前の国王が予想以上にクズで、その代償が全部俺に回ってきてるんだわ」
「えー……じゃあちょっと行ってくる」
「は」
紫苑の仕事部屋を出て、向かうはあの人の所。
「透(とおる)さーん!」
「どうしました?」
とても優秀な紫苑の秘書的存在の透さんは、前国王と交代した直後に色々と手配してくれた高身長イケメンさんである。
透さんは紫苑の仕事の手伝いは勿論スケジュール管理も行っているので会いに来たのだ。
「私魔王になるんで紫苑を貸してください」
「買い物に行くノリで言わないでください」
「ダメですか?」
「どのくらいかかりますか?」
「半日くらいですかね」
「明日なら良いですよ」
「ありがとうございます!」
これから私達がする事や、強さを知っているので、あっさり許可をくれた。
私は走って紫苑のいる部屋に戻った。
「明日北の大陸に行くよ!」
「買い物に行くノリで言うな」
「透さんと同じこと言わないでよ」
紫苑の言ったことを敬語にしたら、そっくりどころか全く同じになるじゃん。
あまりにも衝撃的すぎて本来の内容を忘れるところだった。
「ちゃんと許可取ってきたから行こ!」
「分かった分かった」
「ルールがあるからよく聞いてね」
「ルールなんてあんのかよ」
私も最初に知った時は驚いたよ。
まず、門の見張りをしている魔族に言えば、魔王の所まで案内してくれるらしい。
そこには四天王と呼ばれる魔王厳選の魔族がいるので、その人達と戦う。
四天王を倒さなくても、魔王を殺せばOK。
ちなみに挑める人数は5人まで。
ただし、魔王になれるのは止めを刺した人だけ。
このルールを破った場合、待ち受けるのは死だ。
と言っても魔王に負けたらどっちみち死ぬんだけどね。
「魔族って結構しっかりしてんだな」
「ねー。私も驚いたよ」
「ま、とりあえずこれで魔族軍の方も何とかなりそうだな。じゃあ仕事戻るから」
「仕事人間め……」
結局この日は暇になってしまったので、いつもの様に、兵士さんと訓練をした。