私魔法使いらしいので異世界救ってきます
転移したところには透さんがいたのでかなり驚かれた。
「紫苑様!?」
「魔王にやられました。応急処置はしたので死にはしないと思いますが医務室に連れていってください。私はまた北の大陸に戻ります。目を覚ましたらこれに魔力を流してください」
このお城に転移出来る人はいないため、魔力を流せば紫苑が目覚めたことを伝えてくれる人形を持たせた。
そして何か言いたそうな透さんに一礼して転移した。
「お待ちしておりました。準備は整っております」
「こちらをどうぞ」
四天王の1人がくれたのは見た目がトランシーバーにそっくりなもの。
こんなものを作るなんて魔族もすごいよね。
私は美人さんに電源を入れてもらい話し始めた。
「この度新しく魔王になった西澤 愛凛です。名前から分かる通り私は人間です。……みなさんは何故人間が魔族の頂点の魔王になったか、疑問に思っているでしょう」
四天王のみんなも不思議そうな顔してるしね。
「私は英雄と呼ばれた西澤 紗英の娘であり、もう1人の英雄、芦崎 雄二の息子で現国王である、芦崎 紫苑と、この世界を変えに来ました。……私達は人間と魔族が昔のように共存する世の中にしたいと思っています」
あまりよく思っていないのか四天王に苦い顔をされた。
もうちょっとポーカーフェイスを意識してくれないかな。
「そんな世の中は嫌だと反対する人はいるでしょう。なら、私を殺しに来てください。いつでも、例え私が怪我をしていたり、病気を患っていたとしても、遠慮なく来てください。私を殺しても構いませんが、私は殺しません。たくさん努力して何度も挑戦してください」
殺すか、殺されるか。
それだけじゃなくて、挑戦し直す、っていう選択肢を与えても良いんじゃないかな。
「ただし!私を認めたら私に協力してください。魔族間の差別を無くし、人間と共に暮らす社会作りを手伝ってください。……ぜひ、私を信じてくれると嬉しいです」
その言葉を最後にトランシーバーもどきの電源を切った。
「紫苑様!?」
「魔王にやられました。応急処置はしたので死にはしないと思いますが医務室に連れていってください。私はまた北の大陸に戻ります。目を覚ましたらこれに魔力を流してください」
このお城に転移出来る人はいないため、魔力を流せば紫苑が目覚めたことを伝えてくれる人形を持たせた。
そして何か言いたそうな透さんに一礼して転移した。
「お待ちしておりました。準備は整っております」
「こちらをどうぞ」
四天王の1人がくれたのは見た目がトランシーバーにそっくりなもの。
こんなものを作るなんて魔族もすごいよね。
私は美人さんに電源を入れてもらい話し始めた。
「この度新しく魔王になった西澤 愛凛です。名前から分かる通り私は人間です。……みなさんは何故人間が魔族の頂点の魔王になったか、疑問に思っているでしょう」
四天王のみんなも不思議そうな顔してるしね。
「私は英雄と呼ばれた西澤 紗英の娘であり、もう1人の英雄、芦崎 雄二の息子で現国王である、芦崎 紫苑と、この世界を変えに来ました。……私達は人間と魔族が昔のように共存する世の中にしたいと思っています」
あまりよく思っていないのか四天王に苦い顔をされた。
もうちょっとポーカーフェイスを意識してくれないかな。
「そんな世の中は嫌だと反対する人はいるでしょう。なら、私を殺しに来てください。いつでも、例え私が怪我をしていたり、病気を患っていたとしても、遠慮なく来てください。私を殺しても構いませんが、私は殺しません。たくさん努力して何度も挑戦してください」
殺すか、殺されるか。
それだけじゃなくて、挑戦し直す、っていう選択肢を与えても良いんじゃないかな。
「ただし!私を認めたら私に協力してください。魔族間の差別を無くし、人間と共に暮らす社会作りを手伝ってください。……ぜひ、私を信じてくれると嬉しいです」
その言葉を最後にトランシーバーもどきの電源を切った。