離婚前提策略婚。─続編─【改訂版】
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披露宴も何の問題もなく終えることができた。


両親への手紙は絶対泣いて読めないと思って司会の人に頼んだのに、それでも泣いてしまったこと以外は。


龍成の会社関係の人たちの多さと空気に圧倒されたけど、友達が代わる代わる高砂に会いに来てくれたし、みんなも楽しんでくれているように見えたから良かった。


龍成の友達の多さにも驚いた。や、友達の多さは打ち合わせの段階でわかってはいたけど、系統がバラバラで見ていて面白かった。


それこそホスト風な人や芸能人みたいな人、あんた元ヤンでしょ、と突っ込みたくなるような人まで様々。


これはある意味二次会が楽しみだわ。


──と、息つく暇もなく着替えて二次会に向かう。


てか、このしんどさで明日から新婚旅行って大丈夫なの?


実を言うと昨日だなんて緊張で寝れなかったんですけど。


今日だって何時に帰れるかわからない。やっぱり、新婚旅行は別にしておけば良かったかな…。
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