離婚前提策略婚。─続編─【改訂版】
「ぷ。ずっと治さないでおこうかな」
「ふざけんなよ、俺を殺す気か」
「そんなんで死んじゃうの?頼りない旦那様だなぁ」
「心配のしすぎでハゲるだろ。ハゲたら生きていけねぇ」
「なんだ、そっちか」
「は?」
「なんでもない。やっぱりベッドで寝るね。起きたらご飯食べるから。おやすみ」
「ゆっくり休めよ」
「はーい」
顔も見ずにパタパタと寝室に入っていく華乃。
「──……。」
ドアが閉まり華乃がいなくなったことを確認し、身を屈め顔に手を押し当て、大きく息を吐く。
あいつ、熱のせいか抜群に可愛くないか?
普段より断然素直だ。いつも素直じゃないせいで格別に可愛く思える。
ギャップ萌えってやつか?って、萌えてどうするんだよ俺。
「ふざけんなよ、俺を殺す気か」
「そんなんで死んじゃうの?頼りない旦那様だなぁ」
「心配のしすぎでハゲるだろ。ハゲたら生きていけねぇ」
「なんだ、そっちか」
「は?」
「なんでもない。やっぱりベッドで寝るね。起きたらご飯食べるから。おやすみ」
「ゆっくり休めよ」
「はーい」
顔も見ずにパタパタと寝室に入っていく華乃。
「──……。」
ドアが閉まり華乃がいなくなったことを確認し、身を屈め顔に手を押し当て、大きく息を吐く。
あいつ、熱のせいか抜群に可愛くないか?
普段より断然素直だ。いつも素直じゃないせいで格別に可愛く思える。
ギャップ萌えってやつか?って、萌えてどうするんだよ俺。