離婚前提策略婚。─続編─【改訂版】
「次期社長?!こんな若くてイケメンが?!ありえない!」

「とんでもないですよ。僕より俄然五十嵐さんの方が実力がありますし」

「何言ってるんすか!天下の神田グループの社長ご子息が!」


……天下ってなんだよ。そこまでじゃねぇよ、盛るな馬鹿やろう。俺をたててどうすんだ。


「えーっ!神田グループ?!わたしでも知ってる!すごいね、マナちゃん!」

「う、うん!すごい!」


ある意味キラーパスだなアキちゃん。真奈美ちゃんの顔、ひきつってるわ。


「五十嵐さんの力があればもっと上を目指せるんですけどね」

「それは神田さん次第ですって」


だからどうしろってんだよ。


「僕にできることなら力になりますよ」

「ま、いい感じの店教えてもらったんでこれはこれで満足です。店の雰囲気も悪くないし、マナちゃんもアキちゃんも可愛くて女の子の質もいい。さすがです」

「お気に召していただけたようで嬉しいです」


こういう系統で良かったんだな。店の選択はクリアか。
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