離婚前提策略婚。─続編─【改訂版】
龍成の初体験
「だいたいね、招待客が500人ってふざけてるでしょ」
ガンッと空になったグラスをテーブルに軽く叩きつけて、華乃はたどたどしく言った。
「大マジですが」
こいつが本気で酔ってんの、初めて見たわ。
ここまで想像通りだと笑えるな。
「あんね、結婚式は盛大にやればやるほど離婚率が高くなるの、知らないの?」
「それはただの一般論だろ」
「りゅーせーはわたしと離婚したいの?」
うお、舌がしっかり回らなくなってきてるぞ。
大丈夫かこれ。
「結婚もしてないのに何言ってんだよ」
「だから~、他の女の子と来たお店にわたしを連れてくるなんて、度胸があるじゃないのよ」
いきなり話飛んでるし、相当だわ。
「妬いてんなら素直にそう言えよ」
こりゃ完全に出来上がってんな。目が据わってやがる。
記憶が残るか怪しいところだ。
ガンッと空になったグラスをテーブルに軽く叩きつけて、華乃はたどたどしく言った。
「大マジですが」
こいつが本気で酔ってんの、初めて見たわ。
ここまで想像通りだと笑えるな。
「あんね、結婚式は盛大にやればやるほど離婚率が高くなるの、知らないの?」
「それはただの一般論だろ」
「りゅーせーはわたしと離婚したいの?」
うお、舌がしっかり回らなくなってきてるぞ。
大丈夫かこれ。
「結婚もしてないのに何言ってんだよ」
「だから~、他の女の子と来たお店にわたしを連れてくるなんて、度胸があるじゃないのよ」
いきなり話飛んでるし、相当だわ。
「妬いてんなら素直にそう言えよ」
こりゃ完全に出来上がってんな。目が据わってやがる。
記憶が残るか怪しいところだ。