『kiss me...。』




「つか俺も正直学校嫌なんだよねー」





「え_?」



意外な言葉に
思わず聞き返す。




「なんなら、来年一緒に定時受ける?」




びっくりして
何も言えない…。




「もしもーし?」





「え、だって4年間だよ?」





「だってお前不安なんだろ?」




思ってる事を
つかれて黙っていると
哲君は続けた




「だったら一緒に頑張ればよくね?
 どーせ俺学校辞めるつもりだったし
  ちょうどいいじゃん。」




「え、でも親は??」




「は?知らねー俺の道だから
  なんも言わねぇら。」



哲君が一緒に受けてくれるなら
一人よりはまったく安心だ。
だけど本当いいのかな…?


哲君は優しいから
無理してるんじゃないかな?

そんな事を
考えていると



「俺もう決めたからな!」



そう言って
勝手に電話を切られた。



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