『kiss me...。』
「てか電話っていつも何時ぐらいなわけ?」
「だいたい、7時ぐらいかな?」
「で、何分ぐらい話すの?」
「う~ん・・・20分ぐらい?」
「ふ~ん・・・どうする~?もしかしてホストだったらぁ」
「ホスト!?」
アヤカは
意味不明な事を言ってきた。
「だってお店がはじまるのって7時ぐらいじゃん?」
「そだけど、ありえないって!!!」
「だってさ、お客を誘う時ってお店でるじゃん?その時にかけてるんじゃない?」
アヤカはまるで
その光景を見た事あるような
感じで話してきて
あたしは少し不安になってきた・・・。
「ないって!だってちゃんと昼間にデートしてくれるもん!」
その不安を
消すようにあたしは
否定し続けたが
アヤカはさらに
攻めてくる。
「どうかな~?」
「てか、見た目全然ホストじゃないもん!髪だって短いしさ!!」
「優、知らないの?今のホストってみんな髪長いわけじゃないんだよ?」
「え・・・でも幹斗は違うよ!!」
幹斗がホストなんて
ありえない・・・