『kiss me...。』


部屋に入ると
意外とシンプルな部屋だった。
部屋にある物は
ベット、本棚、コルクボード、
ミニテーブル、マット、セクシーな女の人のポスター、
テレビ、コンポ・・・
男の人の部屋って
もっと汚いと思っていたあたしは
思わず周りをキョロキョロと
見てしまった。


「何?エロ本なら全部処分したけど?」


「エ・・ロ本・・?」


あたしは別にエロ本を探してた
わけじゃないので・・・
てかエロ本って・・・


「キレイだね。」


「キレイにした。」


「それは、お疲れ様でした。」


幹斗の部屋は広いくせに
物がないので、
ん?
物がないから広いのか??
まーどっちにしろ
どこに座ればいいのか
分からず、あたしは立っていた。


「どっか座れば?」


「え、じゃぁ・・・」


あたしは座ってから
後悔した・・・。


「優、ベットの上って大胆だね?」


「ちがッ!」


ドンッ


否定しようとした時
幹斗はあたしをベットへ
倒した・・・。


「そんな事されたら俺、ガマンしねぇぞ?」

幹とはそう言うと
大人のキスをしてきた・・・。
あたしは幹斗がスキ・・・。
だから怖くない・・・。
だってスキな人と一つになるって幸せな事だよ?
あたしは全てを
幹斗に預けた・・・。


幹斗・・・愛してる・・・・。





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