『kiss me...。』


気づくとお昼だった。
横にいたはずの
幹斗の姿が見当たらない・・・。
すると、どこからか
いい香りが漂ってきた。


「いい香り・・・。」


あたしは起き上がると
その香りがする方へ行ってみた。


「キッチン・・・?」


いい香りがする元は
キッチンだった。
でもそこには幹斗はいない。


「おはよう。」


「わ!」


いきなり後ろから
声をかけられてビックリした・・・。


「何作ってるの?」


「お昼に食べようと思ってさ。」


そう言うと幹斗は
茹でてあったパスタと
フライパンに作ってあった
ソースを絡めた。


「スゴーイ!」


「俺は天才だからな。」


アレ?幹斗って
こんなキャラだったけ?
あ、そう言えば
聞きたいことあった・・・。


「ねぇ?」


「なに?」


「聞きたい事あるんだけどいい?」


「あぁ。」


「仕事って何やってるの?」


幹斗は黙ってた・・・。
あたしは
この前アヤカが話していた事を
思い出した・・・。
もしかして・・・本当にホスト・・・?




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