『kiss me...。』


翔太はあたし達よりも3個年上の
20歳の男性。
仕事は大工さんで建築士の資格も
持っているそうだ。


「おじゃまします。」


「そー言えば優ちゃんやっと俺の事、翔太って呼び捨てしてくれるようになったよな。」


「うん②!前までは翔太さんだったもんね~。」


「呼び捨てってどうも苦手なんですよ・・・」


そう、あたしは
普段から敬語の癖があった。
親が厳しく自分より
年上の人には敬語を使うように
小さい頃からしつけられていた。
だからアヤカみたいに
先輩に目を付けられる事もなかった。
ただ、年上の人が苦手なのは
確かだ・・・。


「あ、そろそろアイツ来ると思うから。」


「あ~!優に紹介してくれる人?」


「そー。」


「翔太の友達??」


「あぁ。俺の一個下。」


ゲッ・・・
てことは、あたしより2個上だ・・・。
なんか緊張するんですけど・・・


「あたし達より2個上かぁ!」


「すげぇ、カッコイイぜ?」


「優、よかったじゃん!!」


「う、うん・・・」


う~・・・
気まずいな・・・



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