『kiss me...。』


あたしは書いたばかりの
手紙をリビングの机に置いた。


そこなら
お母さんが帰ってきたら
いつもバックを置く所だから

きっと目に入ると思ったから。


あたしが手紙をおいたのを
確認すると
アヤカは帰って行った。
そして
メールで



頑張れッ ○(>Å<)◎



そう送ってくれた。


自分の部屋に入ると
お母さんの帰りを待った・・・。





だけど・・・
その日、結局お母さんは
帰って来なかった・・・。





幹斗は
泣いて上手く話せない
あたしに




「今から行く。」




一言いってくれた。





どうして、
家族なのに
見えない壁ができちゃったんだろう・・・?
やっぱり家族なんて言葉
奇麗事だったのかな・・・??



そんな事がすぐに
頭に浮かんできて
涙が止まらない・・・。









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