『kiss me...。』
♪~~♪~~~
幹斗からの電話・・・
手が震えてうまく
ケイタイを開く事が
できない・・・。
ピッ
「も、もしもし・・・」
「大丈夫か?今、家の前にいる。」
カーテンを開いて
外を見ると
幹斗の車が止めてあった。
「出て来い。」
「うん・・・」
あたしは涙を
こらえてケイタイを切って
上着を羽織った。
そして
幹斗の車まで
急いで行った。
バンッ
思いっきり車のドアを
開けて、幹斗に抱きついた。
「み・・きと・・・・ん・・・うっぐ・・」
抱きつくと
涙が一気に溢れて止まらなくなった。
「泣いとけ。」
幹斗はあたしの
頭を優しく撫でて
落ち着けるようにしてくれた。