『kiss me...。』




その日は金曜日だったので
幹斗の家に
泊まる事にした。


幹斗も仕事を休んでくれた。


あたしが
起きたのは
9時半頃だった。

横には幹斗の
姿はなかった。



「幹斗ー??」



「あ、やっと起きた。」




名前を呼ぶと
キッチンの方から
ひょいっと顔をだした。



「また幹斗より遅かったぁ・・・。」



「優は朝苦手なんだな。」



ふと見ると
幹斗の片手には
フライパンがあった。



「なに作ってるの?」




「うん?元気の出る朝ごはん。」



「いいにおい~」



「向こうで待ってな。」



「うん。」



幹斗に言われた通り
テーブルがある
リビングに行った。

すると
バックから少しだけ
顔を出している
ケイタイのサブ画面が
着信か、メールが来た事を
知らせるランプが光っていたので
確認する事にした。

開くと、着信アリ表示されていた。

誰からなのか
確認すると・・・

お母さん








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