『kiss me...。』




「お母さんからだ!」



あたしは思わず
叫んだ。



「どうした??」


キッチンにいた
幹斗は大きな声に
ビックリしたようで
駆けつけてきた。



「お母さんから電話来てた。」




「掛けなおしな?」




「うん・・・。」



着信履歴から
掛けなおす・・・。


プルルルルル・・・・


呼び出し音が
頭に響いて緊張する。


プルルルルルル・・・


ピッ




「もしもし??優?」



「お母さん?」



電話から聞こえる
お母さんの声の後ろのには
どこかデパートのような
雑音が入ってきた。



「手紙読んだよ。」



その言葉に
心臓が激しく
動く・・・。







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