『kiss me...。』


アヤカの顔をのぞくと
すごく調子悪そうだった。



「むっちゃ顔色悪いよ??」



アミが心配して
アヤカの背中をさする。



「もしかして、アヤカ…」



アミがあたしも
心配したことを
口にだす。



「身に覚えは…??」



「ある…」



アヤカは小さな声で
つぶやいた。



「それは恋人だからあるよな。」



「どうしよッ…」



急にアヤカは
泣き崩れてしまった。
すると運悪く
見回りの先生が来てしまった。



「おい、授業始まってるぞ。」



「すみませんッ」



「この子が調子悪いって言ってて
 これから保健室行く所だったんです。」



「あ、そうか。」


アミのごまかしが効いて
先生は行ってしまった。






< 69 / 133 >

この作品をシェア

pagetop