会社へ行こう!《前編》
ライバルなのか?
「なんで、あんたが来るんだよ。」
俺の顔を見るなり、開口一番の言葉だった。
「飯に誘われたから?
就職こっちなんだってな、オメデトウ。」
大好きな奈央ちゃんのいる街に就職したのだ。
攻めるって言ってたし、まあ、頑張れ。
「お前、ここに泊まる気だったの?」
いくらイトコでも、恋人でも無いのに、それはどうなんだろうな。
彼女が天然記念物並に鈍いからって、好きな女とひとつ部屋で一晩、マズイだろ。
相手はどう見ても弟にしか思ってないのに、いきなり襲って気まずくなったらどうするつもりだったんだ、こいつ?
「さあ、ご飯出来たよ。
どうせろくな物食べて無かったんでしょ、二人とも。
しっかり食べなさい!」
ゴロゴロ野菜の入った煮物、温かい味噌汁、ホカホカの炊きたて白飯、薄切りの豚肉だけど、しっかり味の絡んだ生姜焼き。
ついつい箸が進み、食べ尽くしてしまった。
コンビニ弁当では味わえない満足感だった。
俺の顔を見るなり、開口一番の言葉だった。
「飯に誘われたから?
就職こっちなんだってな、オメデトウ。」
大好きな奈央ちゃんのいる街に就職したのだ。
攻めるって言ってたし、まあ、頑張れ。
「お前、ここに泊まる気だったの?」
いくらイトコでも、恋人でも無いのに、それはどうなんだろうな。
彼女が天然記念物並に鈍いからって、好きな女とひとつ部屋で一晩、マズイだろ。
相手はどう見ても弟にしか思ってないのに、いきなり襲って気まずくなったらどうするつもりだったんだ、こいつ?
「さあ、ご飯出来たよ。
どうせろくな物食べて無かったんでしょ、二人とも。
しっかり食べなさい!」
ゴロゴロ野菜の入った煮物、温かい味噌汁、ホカホカの炊きたて白飯、薄切りの豚肉だけど、しっかり味の絡んだ生姜焼き。
ついつい箸が進み、食べ尽くしてしまった。
コンビニ弁当では味わえない満足感だった。