会社へ行こう!《前編》
翌日は三人供休みだったので、夕食の後は、飲み会に移行した。
言える範囲で仕事の愚痴をこぼし合い、コンビニで飲み物を買い足ししてまでも、とにかく飲んだ。
もう、何を喋っているのかも分からなかったが、とても愉しい酒だった。
翌朝目が覚めると、床に三人並んで毛布にくるまっていた。
奈央先輩は真ん中だ。
この人は自分のベッドがあるのに、何故、床に寝ているのだろうか。
しかも、抱き枕のように俺にしがみついている。
そろそろトイレに行きたいのだが、どうやって剥がしたものか。
守を見ると、しっかりとドングリ眼を開いて俺を見ていた。
あー、これ、不可抗力だろ?
俺、悪くないよな?
まあ、さっさと帰らず、泊まり込んでしまったのは悪かったかも知れないけど。
でも、俺のお陰で姉弟のような関係壊さずに済んだんだよな。
それとも守はサッサとそんな関係を清算して、ギクシャクしたかったのだろうか。
まあ、俺には関係の無い事か。
「お早う。今、何時?」
奈央先輩がのっそりと起き上がる。
俺を抱き枕代わりにしてた事は無かった事になってるな、これは。
「あー、もう、9時かぁ。」
寝起きの声はかすれてて色っぽい。
「俺、トイレ借りますね。」
「うん。あ、どうせならシャワーもどうぞ。順番に使おう。」
「それなら、奈央先輩お先にどうぞ。俺、まずはトイレだけ済ませます。」
「了解。」
言える範囲で仕事の愚痴をこぼし合い、コンビニで飲み物を買い足ししてまでも、とにかく飲んだ。
もう、何を喋っているのかも分からなかったが、とても愉しい酒だった。
翌朝目が覚めると、床に三人並んで毛布にくるまっていた。
奈央先輩は真ん中だ。
この人は自分のベッドがあるのに、何故、床に寝ているのだろうか。
しかも、抱き枕のように俺にしがみついている。
そろそろトイレに行きたいのだが、どうやって剥がしたものか。
守を見ると、しっかりとドングリ眼を開いて俺を見ていた。
あー、これ、不可抗力だろ?
俺、悪くないよな?
まあ、さっさと帰らず、泊まり込んでしまったのは悪かったかも知れないけど。
でも、俺のお陰で姉弟のような関係壊さずに済んだんだよな。
それとも守はサッサとそんな関係を清算して、ギクシャクしたかったのだろうか。
まあ、俺には関係の無い事か。
「お早う。今、何時?」
奈央先輩がのっそりと起き上がる。
俺を抱き枕代わりにしてた事は無かった事になってるな、これは。
「あー、もう、9時かぁ。」
寝起きの声はかすれてて色っぽい。
「俺、トイレ借りますね。」
「うん。あ、どうせならシャワーもどうぞ。順番に使おう。」
「それなら、奈央先輩お先にどうぞ。俺、まずはトイレだけ済ませます。」
「了解。」