10年愛してくれた君へ
ちょっと毒舌だったり。
そんなところも大好きなんだけどね。
「そんなことよりさ、凄いよ人だかり」
充希が指さすほうを見ると、”新クラス発表”の貼り紙がある掲示板の前に多くの生徒がごった返していた。
今日から新学期。
私たちは3年生になる。
「あちゃー。もっと早く来ればよかったかな」
「いやー、そのために早起きするのもバカらしいんじゃない?」
結局私たちはその波の中に飲まれるように入っていき、押しに押されながら掲示板の前まで来た。
今まで充希とは奇跡的にずっと同じクラスだったから、さすがにこんな奇跡はもう...
「あ!!あった!!伊藤充希と鵜崎藍!3組だって!やった!また同じクラスだよ充希!?」
「うっわまじか、ここまで来るとこの奇跡も恐ろしくなってくるよ」
クールにそんなこと言う充希だけれど、顔はちょっと嬉しそう。
「またよろしくね、充希」
「うん、そだね」
そんなところも大好きなんだけどね。
「そんなことよりさ、凄いよ人だかり」
充希が指さすほうを見ると、”新クラス発表”の貼り紙がある掲示板の前に多くの生徒がごった返していた。
今日から新学期。
私たちは3年生になる。
「あちゃー。もっと早く来ればよかったかな」
「いやー、そのために早起きするのもバカらしいんじゃない?」
結局私たちはその波の中に飲まれるように入っていき、押しに押されながら掲示板の前まで来た。
今まで充希とは奇跡的にずっと同じクラスだったから、さすがにこんな奇跡はもう...
「あ!!あった!!伊藤充希と鵜崎藍!3組だって!やった!また同じクラスだよ充希!?」
「うっわまじか、ここまで来るとこの奇跡も恐ろしくなってくるよ」
クールにそんなこと言う充希だけれど、顔はちょっと嬉しそう。
「またよろしくね、充希」
「うん、そだね」