10年愛してくれた君へ
「あの子絶対あんたに気があるって」
「え、高橋が??ないない!妹みたいな感じだから」
充希の言葉に慌てて両手を振って否定する河西くん。
「片方がそう思っても、もう片方はそうとは限らないのよ。ね?藍」
急に話を振られた。
「え、そうなの?」
「はぁ」
そして充希にため息をつかれる。
「じゃあ俺帰るわ。またな」
「バイバイ河西くん。充希も帰ろ」
帰り道、しばらく無言が続いていたが、充希がそれを破った。
「で、どうするのよあんた」
「え、何が?」
「あの女子サッカー部よ。ありゃ確実にあんたのライバルね」
まぁ、気になるかって言ったら気になるけど…
河西くんだから、女の子の友達なんてたくさんいるだろうし。
「気にしすぎるのも良くないかなーって思って」
「呑気ね〜」
「そうかな?」
「ま、これから一波乱二波乱ありそうね」
まるで全てを知っていると言わんばかりの口調だ。
充希の言葉が気になりながらも、それ以上この話に触れることはなかった。
「え、高橋が??ないない!妹みたいな感じだから」
充希の言葉に慌てて両手を振って否定する河西くん。
「片方がそう思っても、もう片方はそうとは限らないのよ。ね?藍」
急に話を振られた。
「え、そうなの?」
「はぁ」
そして充希にため息をつかれる。
「じゃあ俺帰るわ。またな」
「バイバイ河西くん。充希も帰ろ」
帰り道、しばらく無言が続いていたが、充希がそれを破った。
「で、どうするのよあんた」
「え、何が?」
「あの女子サッカー部よ。ありゃ確実にあんたのライバルね」
まぁ、気になるかって言ったら気になるけど…
河西くんだから、女の子の友達なんてたくさんいるだろうし。
「気にしすぎるのも良くないかなーって思って」
「呑気ね〜」
「そうかな?」
「ま、これから一波乱二波乱ありそうね」
まるで全てを知っていると言わんばかりの口調だ。
充希の言葉が気になりながらも、それ以上この話に触れることはなかった。