I will love you always
君との出会い
私は高校2年
川口 莉子(かわぐち りこ)






私は小さい頃からボールで遊ぶことが好きで
そのせいもあってか、髪も短く
男の子と間違われることが多かった



それに、小学校を卒業する時には





女子:『莉子のことが好き
いつも優しくしてくれてありがと
もしよければ付き合ってください…』






そんな感じで女子にまで告白されたことがあるのだ


未だに恋愛はしたことが無い


…とまぁ、こんなことは置いといて





今日は、待ちに待ったクラス発表



『莉子 おはよー』





『静香おはよー』






私は1年生の頃クラスが同じで仲良くなった友達、
佐藤 静香(さとう しずか)と一緒に、いつもの道を歩いていた







私の学校は、始業式の前に新クラスを聞くための前日登校というものがあって






生徒はこの日を楽しみに待っていた







教室に入ると、先に来た男子たちが
ザワザワしていて落ち着きがない





席について一息ついたとき、前の席に
同クラスで仲のいい川瀬 陽菜(かわせ ひな)がいて、さっそく声をかけてくれた



『莉子おはよー!』







『陽菜おはようー』







そうやって、久しぶりに会った友達と話していると先生がやってきた







先生:『席につけー。
今からクラス発表すんぞー』







男子:『せんせー!俺何組ー!』








先生:『今から言うから待ってろ』











先生:『1年の時の出席番号とクラス言う
から、しっかり聞いとくんだぞ』









生徒:『はい!』






先生:『1番 A組、2番 C組、3番 D組…』





男子が全員呼び終わり、
次はいよいよ女子の番…




私は44番でハラハラしながら聞いていた






先生:『31番 B組 32番 E組 33番 F組…
44番 C組』







私はC組か…仲のいい人いるかなぁ…






そして、この日は明日の始業式が楽しみで 中々寝れずに朝をむかえた














《始業式》


私は2-Cの教室に入った





すると、もうそこには半分の生徒が
ザワザワと話している






今のところ、初めて見る人ばかりだ




そこに、静香が入ってきた






静香:『莉子C組なんだ!これから
よろしくね!!』




私:『今年も同じだー!よろしくねー!』





私:『静香と同じでよかった…。』




ホッとして そう呟いたとき
男子が話しかけてきた







男子:『おはよー』






私:『おはよー!』






男子:『名前なんていうの?』









私:『川口 莉子 だよ』








男子:『俺は工藤 翔太!これから
よろしくな!』






私:『よろしく!』







私はこれから何があるのか
この時は何も分からなかった




♡o。+..:*♡o。+..:*♡o。+..:*♡o。+..:*♡o。





それから新しいクラスにも慣れて








運動会のシーズンが近づいてきた







先生:『今年の学年競技は
全員リレーだ!』







生徒:『ペアってどう決めるんですか?』









先生:『自由でもいいが、1人に
なる人がいたら先生が決めるぞ』






先生:『みんなは、どっちがいい?』








生徒:『自由!!!』









先生:『わかった。
今日の6限目に種目を決めるから
それぞれ何に出たいか決めとけよ』






生徒:『はーい!』






静香:『莉子はなんの種目に出る?』




私:『そうだなぁー。んー…』







静香:『私は200m走!』





私:『1年の頃から
はしるのはやいもんねー』





静香:『陸上部の子に比べたら全然だよ』







そんな会話をしていると





翔太が私たちのところに来た







翔太:『莉子と静香は
なんの種目に出んのー?』







静香:『私は200m走だよ!』








私:『私はハンドボール投げ!』








静香:『莉子なげるの得意だもんね笑』






私『私に出来るのはこれしかない!』







翔太:『俺もハンドボールだぜ!』







静香:『ハンドボール投げは2人できるんだよね!』






私:『そうそう!』







私:『よろしくね!』







翔太:『よろしく!』





6限目になり、
無事に希望してた種目で出ることになった








その日の放課後、私は翔太にメールアドレスを聞こうと思い、そばに行った






私:『翔太ー!メールアドレス教えて』









翔太:『いいよー!』


⇄⇄⇄赤外線⇄⇄⇄






私:『じゃあ、メールするね』






翔太:『うん!またな!』






家に帰り、
ご飯もお風呂も済ませベッドにダイブした





私:『あ、メールしてみよっかな』



To.翔太
件名:初メール
本文:メアド教えてくれてありがとう!
これからよろしくね
from.莉子


私:『よし…』




…送信…



送信してから10分後、
翔太からの返信が来た










To.莉子
件名:初メール!うぇーい
本文:メールさんきゅ!
こちらこそよろしくなー!



私:『うぇーいって…ま、いっか』




昨日、なかなか寝れなかったせいか
睡魔が襲ってきたので、
今日はもう寝ることにした



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