I will love you always
初デート☆彡
遊園地から帰って


早速、翔太にメールをした



To:翔太
件名:なし
本文:今日は本当に楽しかったし
嬉しかった!
明日からヨロシクね(*´∀`)



私:『送信っと…』



(今日は楽しすぎたなぁ…)



そんなことを思っていると



ピロロンッ♪


すぐに返信がきた




To:莉子
件名:
本文:俺こそ、ありがとう(★‿★)
これからよろしくな
すきだよ




私:『っ……
てか、顔文字…笑笑』



月曜日、学校に行って



自分の席についた



静香とは席が前後なので


真っ先に一昨日のことを言った



私:『静香!あのね!』



静香:『ん?』



私:『私、翔太と付き合った!
両想いだったー!』



静香:『マジでー!?よかったじゃん!
おめでとうー!!!』



私:『ありがとう〜!』



喜ぶ反面、静香と拓哉のことが気になっていた



静香:『あのね、莉子』



私:『ん?』



静香:『一昨日、帰りにね
拓哉に告白されたの…!』



私:『そうなの!?』



私は、知らないフリをした



静香:『振ったけどね!』



……!えええええええええええええ!?


私:『ほ、ほんとうに!?』


静香:『うそだよ』


そう言いながら、爆笑する静香


私:『よ、よかったぁ…』


今までこんなに
ホッとしたのはこれが初めてだろう


こんな会話をしてるとき


準備を終えた翔太と拓哉は


私たちの席に来た



翔太:『楽しそうだな?』


拓哉:『何話してたんだー?』


私と静香は一瞬、顔を見合い

ニッと笑って同時に言った


私_静香:『なーいしょ!』


翔太_拓哉:『なんだそれ〜!』



そう言いながら、4人で笑いあった


(こんな日が毎日続けばいいなぁ…)


皆を見て、私は願った


翔太:『なぁ、莉子』


私:『んー?』


翔太:『今日さ、放課後ひまか?』


私:『ひまだよ?』



翔太:『んじゃあ、放課後デートしねぇ?』


思いもよらないお誘いに





私:『い、いいよ!』



返事が詰まってしまった



そう答えると翔太は


翔太:『よっしゃっ』


と、右手をグーにして


ガッツポーズをしながら、



凄くすごく嬉しそうに微笑んでくれた


拓哉:『お前らズルいぞ!
静香ー、俺らもしよーぜー?』


静香:『いいよ』


それから、いつものHRが始まった


♡o。+..:*♡o。+..:*♡o。+..:*♡o。+..:*♡o。+
放課後になって、私たちは


街をゆっくり歩いていた


翔太:『どこいきたい?』


私:『翔太の行きたいとこ!』


翔太:『おれの行きたいところかぁ…』


私:『どっかあるー?』


翔太:『じゃあ、あそこ行くか!』



そう言って指を指した場所は



色々なグッズや人形などが売っている


ショッピングモールのような所だ


私:『翔太があそこ行きたいって意外だねー!』



翔太:『あそこなら莉子も楽しめるだろ〜』


(〃⊃ω⊂〃)キュン


私の気持ちはその顔文字のようである


ショッピングモールについて


キーホルダーやストラップがある店をのぞいた


このショッピングモールは


可愛いものも、かっこいいものも


たくさんあって、大人気だ



私:『あ、これかわいい〜』



そう言いながら、ぶたのぬいぐるみを


私の顔の前にもっていった


翔太:『莉子みたいだな』


(………むぅ…)



私:『な、なによそれ!』


翔太:『ははっ』


…あまりにもいい顔で笑うから


怒る気も無くなった


そんな会話もしながら


違うところも見ていると


カップル向けのおしゃれなキーホルダーを見つけた



私:『これいいな…
でも、男子ってお揃いのとか
嫌いな人多いって聞くしいっか』



そう思ったので買うのはやめにした


翔太:『莉子ー』


私:『翔太ー!のどかわいた!』


翔太:『お、じゃあ、なんか飲むか!』


私:『うん!』


私たちは、クリームソーダの美味しいお店にきて、


翔太は、コーラの上にアイスがのったやつ、


私はコーラと迷った挙句、メロンソーダの上にアイスがのったやつを注文した



翔太:『コーラじゃなくてよかったの?』



私:『メロンソーダのほーが美味しいもん!』


翔太:『ふーん?』


そう言いながら、笑った


店員:『コーラフロート
メロンフロートをお持ちしました
ごゆっくりお過ごし下さいませ』



翔太と私は、お礼を言って


それぞれのジュースをのんだ


翔太:『うっめぇーっ』


私:『やっぱり美味しいーっ』


でも…やっぱりコーラもよかったな…


そう思っていたのが顔に書いていたのか


翔太がニヤニヤしながら


翔太:『コーラフロート、飲むか?』


って、言ってきた


私:『い、いらない』


翔太:『そっか?』


ニヤニヤしながら言ってきたもんたから


ついついいらないって言ってしまったけど


美味しそうに飲む翔太を見てると


やっぱり我慢出来なかった


私:『…しょ、翔太ー』


翔太:『んー?』



私:『やっぱりちょーだい』



翔太:『最初っからそう言えよな!』


そう言って、私にコーラフロートを
渡してくれた


(あ…関節キス…)


飲む直前にそんなことを考えてしまって


恥ずかしくなっていると


翔太:『関節キス』



私:『!?…ゴホッゴホッ』


翔太:『だ、だいじょうぶか?!』


私が思っていたことを言われて


むせてしまった


翔太:『ご、ごめん(汗)』


私:『い、いいよ』



翔太:『そろそろ日も暮れるし
帰ろっか』


私:『そ、そうだね…コホッ』


翔太:『まだむせてんの?笑笑』


私:『う、うん笑笑』


翔太:『んじゃ、行くか』


そう言って店を出た


歩いていると私の横を自転車が通り


それに気づいた翔太が、


『あ、気づくの遅くてわりぃ』といって


車道側へ移ってくれた


そのとき、私の手と翔太の手が触れた


………っ



ちょっと無言になってから


翔太が手を差し出してきた


翔太:『…ん』


私:『…(照)』


それから数分たち


私の家に着いた


私:『送ってくれてありがと』



翔太:『おう』


私:『じゃあ…またね』


翔太:『莉子』


私『なに?』


翔太:『手、出してみ』



そして、渡されたのは


小さくラッピングされたキーホルダーだった


翔太:『開けてみ?』



そう言われて開けてみると



私:『あ…これ…!』


それは、私が欲しいなと思っていた


お揃いのキーホルダーだった



翔太:『莉子が、それ見てるのを
たまたま見てさ
この前のストラップのお礼もして
なかったし』


(…………)


私:『翔太ー、ちょっと目瞑って?』


翔太:『お、おう』



ちゅっ



翔太:『!?』



私は、翔太の頬にキスをした



すると翔太は短く抱きしめてくれた


そしてもらったキーホルダーの一つを翔太に渡し、


残った方のキーホルダーを


その場で私の携帯につけた




翔太:『さんきゅ
じゃあ、また明日な』



私:『うん!またあした』


私は、翔太の背中が見えなくなるまで


見送ったーー。

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