パートナー





「ねえ、寄りたい所があるの。」
「何処に行きたいの?」
「…………一人で行きたいの。」

母さんは驚いた顔をした。
そして、直ぐ怖い顔になった。

「何言ってるの!!何かあったらどうするの?あなたは大事な娘なんだから、そんなこと言わないの!」

そう言って、強制送還。
いつもこうだ。
私に自由なんてない。
狭くて暗い世界。
そんな中の私。
好きじゃない。





< 3 / 62 >

この作品をシェア

pagetop