イケメン俺様ホストの、猫可愛がりな溺愛関係


「動くなよ…」

お腹まわりも手で洗って、下腹部こそ無理にはしてこなかったけれど、腿から膝……足の指までもが丹念に洗われた。

私の前に片膝をついて、全身を洗い終わると、

今度はシャンプーを出して、髪に手が伸ばされた。

ごしごしと強い力で地肌がこすられて、

「……気持ちいいか?」

と、訊かれる。

「……うん」

洗い方は確かに気持ちよかったけれど、でも羞恥の方が大きくて、それだけ答えるのがやっとだった。

頭からシャワーがかけられて、

「ほら、終わったから、風呂入ってろ」

と、腕をつかまれて、身体を引っ張り上げられた。



< 15 / 102 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop