イケメン俺様ホストの、猫可愛がりな溺愛関係
サンドイッチを頼んで、口に入れる。
向かいに座ったレオンは、スーツの脚を組み替えながら、ブラックのアイスコーヒーを飲んでいて、そんな何気ない姿さえも、道行く人達の視線を集めていた。
「……ねぇ、レオン…て、その…モテるの?」
気になって訊ねると、
「当然だろ」
と、素っ気なく言われた。
「……当然なんだ…」
確かにモテるんだろうけど、この人ってなんだかモテることなんか、どうでもよさそうっていうか……。
「…んだよ? 何見てんだよ…」
「…えっ…」
「…ああ、もうこぼしてるだろう? ちゃんと食えよ、ミィ」
サンドイッチの具がお皿に落ちて、顔をしかめられる。